-----§私のあしあと§-----
 


     
 
私のあしあと 堀 武夫・顧問(昭和40年〜平成元年)
2006/08/15

 表題について原稿依頼があったので、消えかけていた「あしあと」を思い出してみた。
 約40年前、高専陸上競技場の基本計画に携わり、主眼は、カーブをゆるやかに、傷害の少ない練習用においたが、競技会が全くできないグランドでは意味がないので、直線は短く、カーブを180mの300トラック(6コース)とし、東側に7コースを造成して、公認陸上競技場としての体裁を整えた。
 サッカー場との境界に分離帯らしきものを造成して植樹した。苗木はほぼ一年で枯れ、2〜3本残った幼木も運動会の応援席で消えてしまった。また、この分離帯とコースの間に幅1m長さ約80mの練習用砂走路を新設したが、これまた短期の利用にとどまった。
現在、プール近くのトラック内に、小さな欅が一本。これがグランドに緑と樹木を希望してきたささやかな私の「あしあと」である。
 陸上競技は、誰が見ても勝敗がハッキリしていて、どちらかが勝ち、どちらかが負ける。確かに勝敗も重要だが、肝心なことは、勝った後や負けた後、その人やそのグループの人たちがどのように振る舞うかである。そのことは、スポーツ活動の価値を左右するものであり、高専におけるクラブ活動も同様である。
 私はこの春、叙勲の報告に高専を訪ねた。校長先生曰く、創立40年余一貫して高専大会で優秀な成績をあげているのは、陸上とソフトテニスです。とのこと。このことは、陸上部活動成功の証であり、率直に私は嬉しかった。
 部員OB諸君の「あしあと」は、誠にさまざまであり、その軽重や大小など問うことなくすべて継承し、同じ釜のメシを食った者が共有する情報の交流を大事に、そこに生まれる勇気と希望が一層輝くことを念願してやまない。 平成18年8月

 
     


 
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